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映画小さいおうち(ネタバレあり)

山田洋次監督の映画「小さいおうち」を観てきました。
黒木華がベルリン映画祭で賞をとって話題になったから、ではなく、元々原作のファンだったから観たかったんです。
原作は以前図書館で借りて読んだんですが、すごく気に入って、普通に本屋で買い直したくらいなんです。
で、映画ですが、キャストはよかったです。松たか子は毎度さすがの演技力だし、黒木華もかわいいですね。最近売出し中でよく見ますが、この映画では特にかわいかったです。ただ、板倉さんの役が純(吉岡秀隆)だったのはだいぶイメージと違いましたけどもね。
妻夫木をはじめ、他のキャストも、山田洋次のこの前の「東京家族」とかなり被ってましたね。そういえば蛍(中嶋朋子)も出てたから、純と蛍の共演ですね。
タキが山形に帰ってから、一度上京して奥様と再会するエピソードが映画では削られてました。僕、そこが好きだったんだけどなあ。
まあ、原作の話を全部詰め込むなんてできないし、違って当たり前なんだけど、それでも、本を読んだ時に感じた、奥様とタキの関係、恋心というか、それが映画では出てませんでした。そういえば奥様と旦那様の関係も、本と映画とは違いましたね。
あえて映画ではそこは省いたのだと思います。戦争で市民の生活が変わっていく感じとか、そういうのを出したかったんだと思います。
ってえらそうに言いましたが、映画自体はすごくよかったですよ。キャストもよかったし、内容だって、戦争の理不尽さが伝わったし、観てて涙がホロリとこぼれました。
原作と比べて悪いということではなく、最後ちょっと違うなとは思いましたが、いい映画はいい映画でした。
by yuricoramu | 2014-02-25 18:05 | 映画、舞台 | Comments(0)

ユリコーンのベースフーミンのコラム


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