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神様の女房

珍しく母が本を読んでいたので、「それ何」って聞きました。
『神様の女房』。
隣の家のおばちゃんが、NHKのドラマを観て感動して、本を買って良かったから貸してくれたということでした。
ということで、僕も借りて読んでみました。

経営の神様、松下幸之助の奥さんの話です。
松下幸之助といえば、二股ソケットがヒットして一代で松下電器を築いた人として有名ですが、その奥さんのむめのさんもまた、すごい人だったんですねえ。
十代でお見合いで幸之助と結婚するんですが、ほんとはもっと条件のいい見合い相手もいたらしいです。あえて条件の悪い幸之助との結婚を決めるのは、幸せは与えられるものではなく、自分で掴むものだという気持ちがあったからです。

幸之助もそうですが、このむめのもとにかくものすごい努力家なんですね。
イチローなんかも、もちろん才能もあるんでしょうけど、努力も人の倍以上してるからこそ天才と言われたり神様と言われたりするんですね。

むめのは住込みの従業員の躾にもものすごくうるさい人だったそうです。
時代も違うんでしょうけど、もし僕が松下電器に入ったとしてもすぐ辞めてるでしょうね。なんせ根性ないんで。
この本を読んで、僕ももっと頑張らないととは思いましたけど、ここまでは無理です。もう諦めてしまいます。情けないですが。
それくらいすごい頑張ってきた人たちなんです。

この夫婦はほんとにすごい。むさんこなお人やったんやなあって感心しました。
しかし、本の終盤、ちょっとそこまでかと思ってしまいました。
むめのに相談した従業員や取引先の人が涙を流して喜ぶみたいな、まるで神様のように称えられるのはちょっとね、逆にあまり気持ち入りませんでしたけど。

まあでも、本自体はすごく読みやすいですし、こんな僕でももっと頑張ろうっていう気になるくらいですから、いいと思います。ぜひ、気になった方は読んでみてください。
あとね、ドラマを観てなかったんでね、それは観たかったなあっていうのはすごく思いました。
by yuricoramu | 2012-01-18 23:33 | 漫画、本、ゲーム | Comments(0)

ユリコーンのベースフーミンのコラム


by ユリコーンフーミン